新築戸建ての内覧で後悔しないために|床下点検口と夜の明るさの確認

豆知識

北川 /Kitagawa

筆者 北川 /Kitagawa

不動産キャリア10年

丁寧さで選ばれる会社にしていきたいと思っております。


新築戸建ての内覧に出かけると、真新しい室内や明るいリビング、使い勝手のよさそうなキッチンに目を奪われ、気持ちが一気に購入へと傾いていくことがあります。限られた時間の中で間取りや設備を見て回るだけで精いっぱいになり、ほかに何を確かめればよいのかまで考える余裕がなくなってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

今回は、私がご相談をお受けしたお客さまの例をもとに、新築戸建ての内覧で確認しておきたいポイントを見落としてしまったケースと、その防ぎ方についてお話しします。

 


床下点検口と夜の明るさを確かめないまま話が進んでいたケース


新築戸建ての購入を検討されていたあるお客さまは、内覧の際に、床下点検口の状況や、物件の周辺が夜にどのくらい明るいのかといった点を確認されていませんでした。どちらも、真新しい室内を見て回っているときには意識が向きにくい部分です。

 

床下点検口は、床下の状態をのぞいて確かめるための開口部です。普段の暮らしの中で目にすることはほとんどない場所ですが、内覧の段階で状況を見ておけば、購入前に建物の床下に気になる点がないかを確かめることができます。

 

夜の明るさについても同じことがいえます。内覧はたいてい昼間に行われますので、明るい時間帯の印象だけで周辺環境を判断してしまいがちです。ところが、日が暮れてからの道の様子は昼間とは大きく異なることがあり、とくにお子さまが通う通学路となる道であれば、暗くなってからの安全性も住まい選びの大切な判断材料になります。

 

床下の状態も夜の周辺の様子も、内覧の際に少し意識を向ければ確かめられる項目ですが、購入前に確かめておくかどうかで、住み始めてからの安心感は大きく変わってきます。

 

勧められるままに進めるうちにチェック項目を見逃してしまう


このお客さまがこうした確認を見落としてしまったのは、以前に案内を受けていた不動産会社の勧めに沿って話を進めるうちに、本来確かめておくべきチェック項目を見逃してしまったことが背景にありました。ご自身の不注意というよりも、確認すべき項目があることを知る機会がないまま内覧を重ねていた、というのが実情に近いと私は受け止めています。

 

住まいの購入は多くの方にとって初めての経験ですので、何をどこまで確認すればよいのかが分からないのは無理もありません。案内を受ける側としては、担当者が見せてくれる場所や説明してくれる内容を順に追っていくだけで、内覧の時間が過ぎてしまうこともあるでしょう。

 

担当者から勧められた物件が魅力的であればあるほど、早く決めたいという気持ちが先に立ち、自分の目で確かめるべき点に考えが及ばなくなることもあります。誰かの勧めに任せたまま話が進んでいくと、ご自身にとって大切な確認ポイントが抜け落ちていても、そのことに気づく機会がないまま購入の判断に近づいてしまうのです。

 

内覧の場では、担当者の説明を聞くことと同じくらい、ご自身が何を確かめたいのかをはっきりさせておくことが大切だと私は考えています。

 

購入後に床下の汚れや通学路の危険に気づくことも


こうした確認をしないまま購入まで進んでいた場合、床下点検口の状況を確かめていなければ、購入してから床下を確認したときに、予期していなかった汚れなどが見つかる可能性があります。購入前に気づいていれば、気になる点を確かめたうえで購入するかどうかを判断できますが、住み始めてから気づいた場合には、その時点からの対応を考えなければなりません。

 

夜の明るさについても、昼間の内覧だけで判断していると、暗くなってからの通学路の危険さに、住み始めてから気づくことになりかねません。毎日お子さまが通る道であれば、その不安は日々の暮らしの中でずっと続くことになります。購入前に気づいていれば、通学路の安全性も含めて、その物件を選ぶかどうかを改めて検討することができたはずです。

 

どちらの問題も、内覧の段階で少し時間をかけて確かめておけば、購入前に気づくことができたものです。気になる点があれば、その場で担当者に説明を求めることもできたでしょう。住まいは一度購入すると簡単に買い替えられるものではありませんから、後から気づいて後悔することのないよう、購入前の確認がとても大切になります。

 

建物の知識とチェックポイントを事前に押さえておきましょう


こうした見落としを防ぐために大切なのは、内覧に出かける前に、建物についての知識を調べておくことと、事前にチェックポイントをおさらいしておくことです。

 

建物の基本的な知識があれば、床下点検口のように普段は意識しない場所についても、なぜ確認しておく必要があるのかが分かるようになります。建物の仕組みを知っているかどうかで、内覧の際に目を向ける場所は大きく変わると感じています。

 

チェックポイントは、内覧の当日に思い出そうとしても、新しい住まいを前にすると抜け落ちてしまうことがあります。床下点検口の状況や周辺の夜の明るさといった項目を事前に書き出し、内覧の前におさらいしておけば、当日は一つひとつ落ち着いて確かめることができます。

 

夜の様子が気になる場合には、日が暮れてから物件の周辺や通学路を実際に歩いてみるのもよいでしょう。書き出したチェックポイントを内覧の前に担当者と共有しておけば、当日は担当者と一緒に一つずつ確かめていくこともできますので、確認漏れを防ぐことにもつながります。

 

担当者の説明を受け身で聞くのではなく、ご自身の確認したい点を持って内覧に臨むことが、購入後に後から気づいて悔やむことを減らし、納得のいく住まい選びにつながると考えています。

 

内覧の前に確認したいことを一緒に整理しませんか?


何を確認すればよいのか分からないまま内覧に出かけるのは、心細いものだと思います。私は不動産業界に10年以上携わってきましたが、物件探しのご相談を受ける際には、丁寧なヒアリングを重ねて、お客さまが本当に求めている条件を整理することを心掛けています。

 

お子さまの通学のことが気になるのか、建物の状態をしっかり確かめたいのかといったお客さまごとの関心を事前にうかがっておくことで、内覧の際に確認すべきポイントも見えてきます。床下点検口のように普段は意識しにくい場所についても、内覧の前にお伝えするようにしています。

 

新築戸建ての購入を考え始めたばかりの段階や、これから内覧の予定を立てようとしている段階こそ、ご相談いただくのによいタイミングです。すでにほかの会社で内覧を進めていて、確認できていないことがあるかもしれないと不安を感じている場合も、お気軽にお声がけください。

 

ご購入後も、売却や住宅ローンの借り換え、買い替えなどのご相談に応じていますので、住まいに関わることを長く相談できる相手として頼っていただければうれしく思います。

 

まとめ


新築戸建ての内覧では、間取りや設備だけでなく、床下点検口の状況や夜の周辺環境まで、ご自身の目で確かめておくことが購入後の後悔を防ぐ第一歩になると私は考えています。

 

こんな方はご相談ください

・これから新築戸建ての内覧を予定していて、確認すべきポイントを知りたい方

・内覧を進めているものの、確認が足りていないのではと不安を感じている方

・お子さまの通学路など、物件周辺の環境も含めて住まいを選びたい方


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